賃貸不動産会社の営業マンの日常

私は数年前まで、とある中小規模の賃貸不動産会社の営業マンとして働いていました。そこそこの成績で、社内で表彰されたことも何度かあります。賃貸不動産会社の営業マンというと、お客様を車で部屋へ案内する仕事がメインだというイメージがありますが、実は他にも色々な仕事をしております。その中の代表的なものが仕入。

これは実際に物件を購入して仕入れる訳ではなく、空室ある物件の大家さんに、わが社でも募集をさせてほしい、そして入居者が決まったら手数料をもらいますよという承諾を得ることを言います。これが意外に大変で、直接街を歩き、空室物件とその大家さんを探します。カーテンがない、物干しざおがない、ガスメーターに停止の札がかかっている、等を見て空室を探したら、そこからは入居者や近隣の方に聞き込みをして、物件の大家さんをさながら探偵のように探すのです。大家さんが物件と同じ所や近所にいればまだ楽なのですが、他県や海外にいたりなんてこともよくあります。

特に、部屋探しのお客様が少ない真夏の閑散期などは毎日のようにこの仕入れに出るので、とても大変でした。真夏にスーツ姿で外を歩き回っているサラリーマンを見かけたら、それはたぶん不動産会社の営業マンです。会社の規模にもよると思いますが、不動産会社の営業マンはお客様の案内、仕入れの他にも、契約書作りやハウスクリーニング、滞納家賃の取り立てや物件検索サイトに載せるための写真撮影や物件のセールスポイントの文章を考案したり、など地味な仕事を多くしています。もし、賃貸不動産会社の営業マンのお仕事に興味があるよ、という方の参考になれば幸いです。

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